僕が少年だったことは一度もない。22時半、便座に腰を下ろしたときに「僕」は顔を覗かせる。終電まであと1時間15分、本日の業務時間は残り少ない。だから、ぼくは毎回「僕」に言う。わかってるよ、君がそこにいるのは。立ち上がると自動で水が流れる「僕」も…
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